雨 眠る 眠る

海の底 静かに ひとり 眠る 眠る

静寂 孤独 官能的な夢

氷の張った窓から 君のささやき

夜から夜まで 眠る 眠る

死に近い冷たい床を 裸足で泳ぐ

私の不器用な言葉遣いも 病気で弾けなくなったヴァイオリンも 

全部 全部 包み込んで

眠る これは

とある人魚姫の かなしい ワルツ